KU Leuvenの同じ修士課程、同じ学費€1,181、でも2人の学生の1年間はまったく異なる。1人はルーヴァンのコット(Arenbergキャンパスから自転車で10分の家具付き個室、月€420、光熱費込み)を3月に押さえ、自転車で移動し、Colruytで食料品を買い、月約€850で快適に過ごしている。もう1人はEUインターンを目指してブリュッセルに拘り、Schuman駅近くの€720の部屋を借り、月€1,150前後かかっている。同じ学位、同じ国、同じわずかな学費。2人の差はほぼ1行、家賃だけだ。このガイドはその1行と、それ以外のすべての費用を正直な数字に変える。
結論から言おう。EU学生にとって、ベルギーの学費は生活費に比べると誤差の範囲だ。フランス語圏の大学で年約€835、フランドル語圏で約€1,157(Study in Flanders;UCLouvain)。つまり実質的な費用は「生活費」であり、現実的なオールイン予算は月€700〜€1,200、年間約€8,000〜€14,000だ。最大の変動要因は都市。ブリュッセルは月€900〜€1,200、一方ゲント・リエージュ・ルーヴァン=ラ=ヌーヴは€620〜€950前後。どの都市でも予算を決定するのはコット(学生部屋)だ。非EU学生(日本人学生を含む)については、移民局がビザ取得の証明資金として2026/27年度は月€1,062(ベルギー移民局(IBZ))を設定しており、これがリアルな生活費の下限ともほぼ一致する。当チームがアドバイスするベルギー志望の家族の場合、予算が破綻するのは学費でも食費でもなく、つねに家賃だ。ルーヴァン=ラ=ヌーヴのコットとブリュッセル中心部の部屋の差は月€400に達することもある。以下はすべて、その差の正しい側に立つための情報だ。
本記事はベルギー留学完全ガイドの詳細補完版であり、大学・入学手続き・タイプDビザ・奨学金については完全ガイドを参照してほしい。ここでは「生活費」に絞り、都市別・費目別に、さらに誰も最初に教えてくれない初期費用も含めて丁寧に解説する。
ベルギー生活費 主要数字 2025/2026年度
出典:Study in Flanders・Wallonia-Brussels Federation 2025/26年度学費、ベルギー移民局(IBZ)証明資金ガイダンス、SNCB鉄道料金、各都市生活費実態調査、College Council Atlas。予算作成前に最新情報を確認してください。
学費はEU学生にはほぼタダ同然、だから生活費こそが本題
以下に続くすべての数字は、あなたのパスポートによって全く異なる前提から出発する。まずここを正しく理解することで、残りの予算が一気に見通せる。
学費について。 EU学生にとっては予算の本筋ですらない。登録料は大学ではなく地方政府が設定している。2025/26年度の額は、フランス共同体(UCLouvain・ULB・リエージュ)で年約€835、フランドル語圏では年約€1,157(KU Leuvenは60単位あたり€1,181.40)だ。3年間の学士課程全体で合計学費はおよそ€2,500〜€3,500。オランダの大学の1学期分にも満たない。大学ごとに上乗せ料金もない。これが学費のすべてだ。非EU学生(日本人学生を含む)は全く異なる。フランドル語圏の大学は課程ごとに規制のない国際授業料**€2,300〜€9,500/年を設定しており、フランス語圏の大学はARES(Wallonia-Brussels Federationの高等教育機関)の規則に基づき通常学費にdroit d’inscription spécifique(特別登録料)€4,175**を上乗せする。つまり日本人学生にとってのベルギー留学費用は「学費+生活費」であり、EU学生にとっては「ほぼ生活費のみ」だ。
証明資金について。 タイプD長期学生ビザを取得するには、非EU学生は2026/27年度は月€1,062(ベルギー移民局(IBZ))、つまり12ヶ月換算で約€12,744の生活費を確保していることを示す必要がある。奨学金・ベルギーの保証人・毎月引き出せるブロック口座などで証明できる。これは政府が「十分」と見なす最低額であり、リアルな生活費の下限とほぼ一致する。EU・EEA・スイス国籍者はビザも証明資金も不要で、到着後数ヶ月以内に地域のコミューン(役所)で登録するだけでよい。
以下では、学費はすでに確定した前提(EU学生は€835〜€1,157、非EU学生は大学が設定する課程別学費)として、実際に変動し、生活の豊かさを左右する唯一の要素、すなわち「生活費」を都市別・費目別に掘り下げる。
現実的な月額予算を費目別に積み上げる
この€700〜€1,200という幅がどこから来るのか、以下の表で一から積み上げて確認しよう。「節約タイプ(地方都市のコット)」と「ブリュッセル(余裕あり)」の2パターンを並べてある。それぞれの数字はリアルなコストであり、逆算ではなく積み上げで算出している。
| 月次費目 | 地方都市(コット) | ブリュッセル(部屋) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 家賃(自分の取り分) | €300〜€550 | €450〜€800 | 予算を最も左右する項目。大学寮のコットは民間より割安 |
| 光熱費+インターネット | €40〜€90 | €60〜€120 | コットや寮の家賃に含まれていることも多い |
| 携帯電話 | €10〜€20 | €10〜€20 | Scarlet・Mobile Vikings等のプリペイドプランが安価 |
| 食料品 | €180〜€280 | €200〜€320 | Aldi・Lidl・Colruytを使えば低く抑えられる |
| 外食・ビール | €60〜€140 | €80〜€180 | トラピストビールは1杯€2〜€5、学生メニューも充実 |
| 医療保険 | €10〜€40 | €10〜€40 | EU健康保険カード(EHIC)または安価な共済組合。非EUは留学生向けプラン |
| 交通費 | €0〜€30 | €0〜€20 | 自転車があれば大学都市はほぼ無料。ブリュッセルの25歳以下STIBパスは年€12 |
| 個人・交際・書籍 | €70〜€140 | €90〜€180 | 書籍は図書館や中古で抑えられる。学生サークルの費用も少額 |
| 現実的な月合計 | €670〜€1,000 | €900〜€1,200 | 年間約€8,000〜€14,000(オールイン) |
出典:ベルギー学生生活費実態調査・Study in Flanders・大学の生活費ガイダンス・SNCB・STIBの交通料金・ベルギー共済組合料金。2025/26年度推計。都市・ライフスタイル・コットの具体的な条件により異なる。
この表から読み取れることが2つある。第一に、コットと都市選びが差の大半を決める。ゲントの月€750とブリュッセルの月€1,100の差は、ほぼすべて家賃によるものであり、食費・交通費・電話代は都市間でほとんど変わらない。第二に、交通費は構造的にどこでも安い。ゲント・ルーヴァン・ルーヴァン=ラ=ヌーヴでは中古自転車を買えば日々の移動はほぼ無料だ。ブリュッセルは自転車だけでは端から端まで移動できないが、25歳以下のSTIBシーズンパスは驚くほど安く年わずか€12(Brik)で地下鉄・トラム・バスが乗り放題だ。ブリュッセルが予算を押し上げるのは家賃だけ、他の費目は地方都市と変わらない。
College Councilアドバイザーからひとこと。 ベルギーに向かう学生たちを見ていて最も効果的な予算最適化は、スプレッドシートの計算ではなく、特定の部屋に惚れ込む前に都市を選ぶことだと痛感している。ゲント・リエージュ・ルーヴァン=ラ=ヌーヴでも、学費は同じ€835または€1,157で、学位の質も変わらない。ブリュッセル中心部との比較で3年間の学士課程全体では€3,000〜€5,000の節約になる。多くの家族は大学選びにエネルギーを注いで都市を後回しにするが、ベルギーでは都市こそが予算だ。コストが最優先事項なら、まず「自分が本当に満足して過ごせる最も安い都市」を選び、その中でコットを探してほしい。
学ぶ都市が請求書を変える — 費用別都市ランキング
ベルギーで生活費を最も左右するのは都市選びであり、その差はほぼ家賃によって生まれる。以下の表はコスト順(高い順)に主要大学都市をまとめたものだ。各大学名はCollege Council Atlasの詳細ページにリンクしている(KU Leuvenは専用ガイドあり)。あくまでコストランキングであり、大学の質ランキングではない。各大学の強みについてはベルギー留学完全ガイドを参照してほしい。
| 費用 | 都市 | 月額合計目安 | 費用を決める要因・代表大学 |
|---|---|---|---|
| 最高額 | ブリュッセル | €900〜€1,200 | 家賃が最も高く、EU機関が集まるため物価が高め(交通費はほぼ無料)・ULB、VUB |
| 高め | ルーヴァン | €700〜€1,000 | ベルギーを代表する学生都市。需要が高くコット家賃も上昇傾向・KU Leuven |
| 中程度 | アントワープ | €720〜€1,000 | ベルギー第2の都市。活気があり、ブリュッセルよりやや安め・アントワープ大学 |
| 低め | ゲント | €680〜€950 | 中世の街並みと自転車文化。住民の3人に1人が学生で手頃なコットも多い・ゲント大学 |
| 低め | リエージュ | €650〜€900 | ワロン地域の手頃な総合大学都市。家賃が低い・リエージュ大学 |
| 最安値 | ルーヴァン=ラ=ヌーヴ | €620〜€850 | 交通規制のある目的型大学都市。コットの供給が多く、何でも徒歩圏内・UCLouvain |
| 低め | ハッセルト | €650〜€900 | リンブルフ州の小都市。家賃は控えめで、コンパクトで静か・ハッセルト大学 |
| 費用カテゴリーは精密な順位ではなく、コットを借りる学生のリアルな月額オールイン推計で、住居・ライフスタイル・具体的な地区によって異なる。Study in Flamandersおよび大学都市データを参照。2025/26年度。 | |||
傾向は一貫している。都市が小さく首都から離れるほどコットは安くなる。ブリュッセルが最高額なのは家賃が最も高いためで、唯一公共交通機関の費用がかかる都市でもある(ただし25歳以下は年€12のSTIBパスで実質無料)。ルーヴァン=ラ=ヌーヴは質を犠牲にせず最安値に位置する。UCLouvainはQS世界トップ200の大学であり、街全体が学生中心に設計されているためコット供給が豊富で、ほぼすべてが徒歩圏内だ。ゲントはコスパの面で多くの人に支持されている。ベルギー屈指の美しい街で自転車が活躍し、€350〜€500の部屋も見つかる。ビジネス・法律・社会科学など、複数の都市で同じプログラムが開講されている場合、都市選びは学問的な選択ではなく、財務的な選択になる。
住居 — コットに予算が決まる
ベルギーで予算を決定するのは住居であり、必要な言葉は**コット(kot)**だ。フランドル語(そして今やベルギー全土)で「学生部屋」を意味し、シェアハウスや目的型学生寮の個室(キッチン・バスルームは共用か個室)が一般的だ。コットさえ正しく選べば残りの予算は管理しやすく、失敗すれば払い過ぎるか遠距離通学を余儀なくされる。
大学寮と補助付きコットが最安値の選択肢だ。 ほとんどのベルギーの大学は独自の学生寮を運営しており、KU Leuven・ゲント・UCLouvain・ULBなどすべて住居サービスで民間よりも安い部屋を提供している。特にルーヴァン=ラ=ヌーヴは町全体が学生中心に設計されたため、大学やアソシエーション運営のコットが豊富だ。最も割安で光熱費込み€300〜€450のものが多いが、供給は限られており、新入生の留学生が優先されるとは限らない。合格通知が届いた瞬間に大学の住居サービスに申請し、大学寮の確保はボーナスと考え、民間も並行して探すのが鉄則だ。
実際には民間シェアハウスのコットを借りる学生が大半だ。 大学の住居サービス・地元のコット仲介業者・Kotweb、Kotplanet、Immoweb、ブリュッセルのMyKotなどのサイトで探せる。家賃の相場はゲント・リエージュ・ルーヴァン=ラ=ヌーヴで月€300〜€550、ルーヴァン・アントワープで€350〜€600、ブリュッセルで€450〜€800(セルフコンテインドのスタジオはさらに高い)。賃貸契約は学年度または12ヶ月が基本で、1〜2ヶ月分のデポジット(封鎖口座に預け、退去時に返還)が必要だ。ルーヴァンやブリュッセルのような人気市場では物件が素早く動くので、秋入学を目指すなら春から探し始めること。また、デポジットは現地で実物またはビデオで確認してから振り込むこと。詐欺物件も存在するため、内見前の送金は厳禁だ。
当チームが家族に伝える手順は省くと必ず痛い目に遭う。合格が届いたら即座に大学の住居サービスに登録し、春のうちにKotweb等で物件を探し、まだ部屋が確保できていなければ最初の1週間のために仮宿を押さえ、現地で物件を確認してから署名する。最も高くつく失敗は海外から内見なしで契約することで、キャンパスから遠い割高なコットを掴まされるか、最悪の場合は存在しない物件のデポジットを失うことになる。
日本人学生へのアドバイス: 渡航前にビザが下りたことを確認してから契約することをお勧めする。多くの物件サイトはフランス語かオランダ語で表記されているので、DeepLなどを活用しつつ、大学の国際学生支援センターにサポートを求めるのも手だ。
節約できる費目 — 自転車・ビール・学生割引
ベルギーの学生予算には構造的に安い項目が3つあり、これこそが家賃だけ見た印象より実際の生活がずっとやりやすい理由だ。
交通費:自転車とTrain+カード。 ゲント・ルーヴァン・ルーヴァン=ラ=ヌーヴ・ハッセルトといった学生都市では、中古自転車が€50〜€150で手に入り、それ以降の日常移動はほぼ無料だ。コンパクトで自転車に適したつくりのこれらの街では、交通費がほぼゼロになる。都市間移動にはSNCB 26歳以下Train+カード(月約€4)が便利で、国内鉄道料金が約40%割引になる。ベルギーは国土が小さいので、この定期券があれば週末の旅行も小銭で済む。ブリュッセルは自転車だけでは無理があるが、交通費は予算の重荷にはならない。25歳以下STIBシーズンパスは年わずか€12(Brik)で地下鉄・トラム・バス乗り放題。月あたり1ユーロ以下だ。
食費とビール:自炊と割引を活用。 食料品は月**€180〜€320**。Aldi・Lidl・Colruytなどのディスカウントスーパーと各都市の生鮮市場を活用すれば低く抑えられる。大学のカフェテリア(resto、Almaキャンテーン)は毎日安い食事を提供しており、キャンパス周辺の学生メニューも安定した価格だ。社交費にもベルギーらしい事情がある。ルーヴァンのOude Markt・ゲントのOverpoortstraat・ブリュッセルのDeliriumといった学生エリアでは、トラピスト・地ビールが1杯€2〜€5。にぎやかな月でもそれほど高くない。
医療費:設計上で安く抑えられている。 EU市民なら欧州健康保険カード(EHIC)が使えるか、少額の月会費でベルギーの**共済組合(mutualité)**に加入すれば地元の住民と同等の払い戻しを受けられる。日本人学生(非EU)はビザ取得に有効な健康保険が必要で、到着後は共済組合か学生向け医療プランに加入するのが一般的だ。いずれにせよ医療費はベルギーの学生予算で最も安い項目の一つであり、最も高い項目では決してない。
積み上げると、節約線(自転車・月€4のTrain+カード・年€12のSTIBパス・ディスカウントスーパー・共済組合・€3のビール)がゲントやルーヴァン=ラ=ヌーヴの学生を予算の下限に近づけてくれる。ブリュッセルの学生が多く払うのは、食費・電話代・ビールが高いからではなく(どれも地方都市と10ユーロも違わない)、ただ家賃だけが予算を€1,200に引き上げるからだ。
着いた最初の月に驚く初期費用
月額予算は話の半分に過ぎない。ベルギーに渡航した最初の数週間には、まとまった一時費用が集中的にのしかかる。アルバイト収入が入り始める前の段階だ。
- ビザと在留許可証(非EU)。 タイプDビザの申請料と、別途かかる移民手続き費用を合わせると数百ユーロになる。さらに航空券と必要書類の認定翻訳費用も必要だ。証明資金の€1,062/月は自分のお金だが、ビザが下りる前に証明できる形で確保されていなければならない。
- コットのデポジット。 家賃1〜2ヶ月分を封鎖口座に前払いする必要がある。€450の部屋なら、最初の月の家賃に加えて€450〜€900をすぐに用意しなければならない。
- 自転車とカギ。 自転車都市での最初の1週間に€80〜€200。1年間で最も費用対効果の高い交通手段への投資だ。
- ワロン地域の学位同等性評価(フランス語圏への出願の場合)。 Wallonia-Brussels Federationへの申請料として約€200が必要で、数ヶ月前から手続きを開始しなければならない。生活費ではなく入学費用だが、出発前の早い段階でかかる。
- コミューン(役所)への住民登録。 登録自体は無料だが、到着後数ヶ月以内に地域のコミューンで手続きが必要。非EU学生の在留許可証の発行や一部の銀行手続きもこの登録を待っている。
どれも単独では大きくないが、合計すると最初の月は通常月よりも明らかに支出が多くなる。初期費用として生活費とは別に、€1,000〜€2,000の余剰資金(デポジット・自転車・ビザ関連費用・アルバイト初給与までのつなぎ)を用意しておくことを強く勧める。
稼いで補える?アルバイトと奨学金
ベルギーはアルバイトをする学生に優しい環境で、これが費用計算を大きく変える。EU学生よりは条件が厳しいが、日本人学生(非EU)にも選択肢はある。
ルール。 EU/EEA市民は許可なしに就労でき、ベルギーのstudentenjob制度では通常13%から約2.7%に大幅引き下げられた社会保険料(連帯賦課金)で年間最大650時間(学期中は週約20時間)働ける。つまり手取りが格段に増える。最低賃金は総支給で約€12/時なので、週10〜15時間の労働で月**€500〜€800**ほどになり、地方都市の€700〜€1,000の予算を大部分賄えるが、ブリュッセルの生活費全額はカバーしきれない場合が多い。典型的な職種は飲食・小売・個別指導で、ブリュッセルではEU関連機関でのリサーチアシスタントや事務補佐もあり、キャリア形成にもなる。非EU学生(日本人学生)もビザの条件範囲内でアルバイトが可能だ。
奨学金の現実。 ベルギーにはオランダのDUOのような全国一律の給付制度はなく、フランドル語圏の学習費補助(studietoelagen)やワロン地域の奨学金(bourse d’études)はベルギーでの一定の居住・就労歴が条件なため、新着の留学生には適用されないことが多い。より現実的な資金調達ルートは大学レベルと国際機関だ。KU Leuven・ゲント・UCLouvain・VUBが参加するErasmus Mundus共同修士プログラムは学費と生活費の給付型奨学金を提供しており、各大学も独自のメリット・ファカルティ奨学金を設けている。応募できるものはすべて応募すべきだが、予算は奨学金なしを前提に組み、受給できれば儲けものと考えてほしい。詳細はヨーロッパ留学奨学金ガイドを参照。
正直なところ。 アルバイトはベルギーでの生活費を大幅に補える。低い社会保険料率とそもそも低い生活費のおかげで、ヨーロッパの多くの国よりも効果が大きい。しかし、特に1年目は国際学生のほとんどがアルバイトだけで全額賄うことはなく、家族からの補助も組み合わせるのが現実的だ。ベルギーのモデルはシンプルで機能する。低学費+studentenjob(または非EU就労条件内のアルバイト)+可能なら奨学金+家族からの補助。
ベルギーのコスパ — 他国との比較
ここで費用が重要な理由をあらためて整理する。EU学生にとってはドイツと同様に生活費がほぼ全額を占め、ベルギーはその生活費においてオランダほどの住宅高騰を抱えていない。
**EU学生の場合、**年間オールイン€8,000〜€14,000はオランダ(ランダスタット地域の高家賃で€11,000〜€19,000)を下回り、学費ゼロでも生活費が€11,000〜€16,000かかるドイツとほぼ同水準だ。どちらもイギリスの国際学費£24,000〜£40,000(生活費別)とは比較にならない。ベルギーのアドバンテージはこの低コストについてくるもの、KU Leuven(QS世界60位)と世界トップ250校4校、そして学生都市にいながらEU機関に歩いて行けるブリュッセルだ。**日本人学生(非EU)の場合、**学費(フランドルで€2,300〜€9,500、またはフランス語圏で通常学費+€4,175)が生活費に上乗せされるため、年間合計は約€12,000〜€21,000になる。それでも英米私立大学と比べると格段に安い。
まとめると:コスト最優先なら、ベルギーは西ヨーロッパで最もコストパフォーマンスの高い真剣な留学先の一つだ。ゲントやルーヴァン=ラ=ヌーヴのような都市なら、世界トップ250の大学に通いながら年間オールイン€10,000を切ることもある。コットを早めに押さえ、都市を意識的に選べば、あとの予算は自然と整ってくる。
よくある質問
ベルギーで学生として生活すると月いくらかかりますか?
現実的なオールイン月額予算は€700〜€1,200です。家賃・食費・交通費・医療保険・個人支出を含み、年間では約€8,000〜€14,000になります。最大の変動要因は都市です。ブリュッセルは月€900〜€1,200、ルーヴァンは€700〜€1,000、ゲントは€680〜€950、目的型大学都市のルーヴァン=ラ=ヌーヴは€620〜€850程度。予算を決めるのは家賃で、学生部屋「コット」はブリュッセルで€450〜€800、小都市では€300〜€550です。EU学費(年額€835〜€1,157)は生活費と比べると誤差の範囲。日本人学生(非EU)にとっての実質的な支出は生活費+国際学費です。
コットとは何ですか?ベルギーの学生家賃はいくらですか?
コット(kot)はベルギー語で学生部屋を意味し、シェアハウスや専用学生寮の個室(キッチン・バスルームは共用または個室)が一般的です。家賃はブリュッセルで月€450〜€800、ルーヴァン・アントワープで€350〜€600、ゲント・リエージュで€300〜€550、ルーヴァン=ラ=ヌーヴでは€300程度から。契約は学年度または12ヶ月が基本で、1〜2ヶ月分のデポジットが必要です。Kotweb・Immoweb・Kotplanetなどのサイトや大学の住居サービスで探せます。秋入学なら春から探し始めてください。
ベルギーで最も生活費が安い都市はどこですか?
ルーヴァン=ラ=ヌーヴとリエージュが最安値で月€620〜€900程度、次いでゲントが€680〜€950です。ルーヴァン=ラ=ヌーヴは交通規制のある目的型大学都市で、コット供給が豊富なため家賃が低い。リエージュはワロン地域で手頃な総合大学都市です。ブリュッセルは最高額で月€900〜€1,200、ルーヴァンがそれに続きます。どこで学んでもEU学費は同じ€835(フランス語圏)または€1,157(フランドル語圏)なので、安い都市を選ぶと3年間で€3,000〜€5,000節約できます。
ベルギーの学費はEU学生と非EU学生でいくら違いますか?
EU/EEA学生の登録料は地方政府が設定しており、フランス語圏大学(UCLouvain・ULB・リエージュ)で年約€835、フランドル語圏(KU Leuven €1,181.40・ゲント・VUB)で年約€1,157(2025/26年度)。西ヨーロッパで最も低い水準です。日本人学生(非EU)はフランドル語圏で€2,300〜€9,500(課程別)、フランス語圏では通常学費に€4,175が上乗せされます。予算作成前に必ず該当区分の学費を確認してください。EU/非EUの差がこの記事で最も重要な財務情報です。
アルバイトで生活費を賄えますか?
かなりの部分を賄えます。EU/EEA学生は許可なしに就労でき、studentenjob制度では年650時間(学期中は週約20時間)まで通常約13%から2.7%に引き下げられた社会保険料が適用されます。最低賃金は総支給で約€12/時なので、週10〜15時間で月€500〜€800ほどの収入になり、地方都市の€700〜€1,000予算を大部分補えますが、ブリュッセルの生活費全額は難しいことが多いです。日本人学生(非EU)もビザの条件範囲内でアルバイトが可能です。
ベルギー学生ビザの証明資金はいくら必要ですか?
非EU/EEA学生がタイプD長期学生ビザを申請する際、2026/27年度はベルギー移民局(IBZ)の定めにより月€1,062の生活費証明が必要です(12ヶ月換算で約€12,744)。奨学金・ベルギーの保証人・毎月引き出せるブロック口座などで証明できます。有効な健康保険と入学許可書も必要で、ビザ申請料と別途の移民手続き費用がかかります。EU・EEA・スイス国籍者はビザも証明資金も不要で、到着後数ヶ月以内に地域のコミューンに登録するだけでよいです。
ベルギーはオランダやドイツと比べて費用はどうですか?
ベルギーは西ヨーロッパで最もコストパフォーマンスの高い留学先の一つです。年間オールイン€8,000〜€14,000はオランダ(€11,000〜€19,000)を下回り、学費ゼロでも生活費が€11,000〜€16,000のドイツとほぼ同水準です。どちらもイギリスの国際学費£24,000〜£40,000(生活費別)と比べると格段に安い。ベルギーのアドバンテージはKU Leuven(QS世界60位)というトップ250の大学がこの低コストに付いてくること。ゲントやルーヴァン=ラ=ヌーヴのような地方都市ならオールインで年€10,000を切ることもあります。
College Councilができること
ベルギーの予算を組むこと自体は、数字が分かれば難しくない。難しいのはその数字に辿り着くための出願プロセスだ。中央プラットフォームのない制度の中で、語学と地域を選び、ワロン地域の学位同等性評価のタイミングを計り、大学ごとの締め切りを読む。これは当チームが家族と一緒に取り組む作業であり、このガイドを支える大学データを活用している。
ベルギーのすべての英語プログラムが求めている英語証明——一般的にIELTS 6.5〜7.0またはTOEFL iBT 88〜100——については、当チームのTOEFLアプリで本番同様のiBT模擬試験をAI採点のスピーキング・ライティングつきで自宅受験できる。2大試験の比較はTOEFL vs IELTSガイドを参照してほしい。ベルギーはSATを要求しないが、米国や一部のヨーロッパ大学も視野に入れているなら、当チームのSATアプリでデジタルSATの適応型練習ができる。SATを受け付けるヨーロッパの大学一覧はこちら。
College Councilに無料登録すると、ベルギーのすべての大学・入学要件・合格への道筋が揃っており、当チームのチャンス計算ツールであなたの成績とテストスコアを現実的な合格可能性に変換できます。 ブリュッセル対ゲント対ルーヴァン=ラ=ヌーヴで実際に1年間いくらかかるのかを比較したいなら、当チームのインタラクティブAtlasでベルギーのすべての大学と世界数万校の情報を一覧できる。
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出典と調査方法
このガイドの費用データは、ベルギー政府・各大学の公式データと、College Council Atlasの大学データセット、および当チームの国際学生家族への留学指導経験を組み合わせて構築した。重要な現サイクルの数字(EU・非EU学費、ビザ証明資金、学生アルバイト規則、鉄道料金)は2026年6月時点で公式ソースを照合している。数値は毎年変動し、EU/非EU学費の差は大きいので、必ず入学年度と都市の最新情報を確認してほしい。
- Study in Flanders — 学費(EU/EEA 約€1,157、非EEA €2,300〜€9,500)および学生生活費ガイダンス
- KU Leuven — 学費(60単位あたり€1,181.40、EEA市民、2025/26年度)
- UCLouvain — 登録料(フランス共同体標準学費 約€835)
- ULB — 学費(標準学費+ARES規則に基づく非EU €4,175上乗せ)
- ベルギー移民局(IBZ) — 国内入国(ビザD)(タイプD学生ビザ、証明資金 €1,062/月、2026/27年度)
- SNCB / NMBS — 26歳以下Train+学割定期券(月約€4、国内鉄道料金約40%割引);STIB-MIVB / Brik — 25歳以下ブリュッセルシーズンパス 年€12
- College Council — Atlas高等教育データセット(ベルギーの大学所在地・ランキング・都市データ)および国際学生家族への留学指導経験